皆さんこんにちは!
いい釣りしてますか?
釣りアメ車がが大好きなAです!
最近、過ごしやすい気温になり魚も人間もテンションが上がってきましたね!
花粉症の自分には辛い季節ですが釣りにも行きたいし、アメ車も乗りたいしやりたい事が沢山あります!
前回は旧TD系のリールについて少し触れたので、
今回は最新リールの22イグジストと23エアリティをチューニングしたらどうなるかを書いていきたいと思います!
◆前回の記事:ただのオーバーホールじゃないリールチューニング!!
どちらのリールも、新品ノーマルの状態で初めて巻いた時、回転が重すぎて管釣りでは使えないなと思ったのが第一印象です。
県外のチューン仲間から事前情報は聞いていたので想定内でしたが、
ここまでノーマルの状態で回転が重いと、管釣りやリールの巻感度を必要とする釣りには向いてないですね〜
分解してみて感じたのはグリスが粘りのあるグリスに変わっていて、
それがメインシャフト、ピニオン内部に入り込んでいる為、回転がかなり重くなっています!
だからといって、粘度の低いオイルをさせば軽くなるのかといったらそうではありません。
それにダイワさんお馴染みのマグシールド!!
ラインローラー、ドライブギヤ左右ベアリング、ピニオンに搭載されていますが、これは全て除去します。
ドライブギヤのマグシールドベアリングを市販のベアリングに交換します!
ですが、ベアリングの厚さが違うので、専用のシムを使います!
エアリティは、マグシールドベアリングではないのでシムは使いません。
※ここ重要※
新品のベアリングでもゴロ、ノイズがあるものがあるので、完全脱脂して回転のいいもののみ使用します!
色々なメーカーのベアリングを使用しましたが、高級ベアリングでもノイズのある物はありますので、
リールを組む前に完全脱脂して回転を確認します。
後は、内部チューンして適材適所のオイル、グリスを使用して組んでいきます。
私が、昔からメインで使用しているケミカル類ですが、城峰釣具店さんて販売している物を使用しています。
▼オイル
ドライブギヤベアリング、メインシャフトはP101オイル
ピニオン、ラインローラーベアリングにはP102オイル
このPオイルは、他のオイルとは混ざり合わない性質がある為、玄人向けのオイルになりますが、
完全脱脂して組み上げるとなめらかでいい巻心地になります。
私のチューニング仲間は、皆さんこのオイルを使用しています!
▼グリス
メイン、オシュレート、ピニオンギヤ、私は基本的にはP02通常粘土を使用しています。
時期や使用用途によって使うグリスは変えますが、基本的には02があれば問題ないと思います。
▼添加剤 (P-NEBA)
ギヤ類にほんの少しだけ塗布します。
ギヤノイズが抑えられたり、ギヤの状態がいい物は更になめらかな巻心地になります
※つけ過ぎると巻きがかなり重くなります※
これらのケミカル類を、私のリールや知人のリールには使用しています。
会社で入荷してくるリールも数台オーバーホールし出品していますが、
これらのリールはIOS、その他ケミカル類をメインで使用しています。
会社で入荷してきた09アルデバラン、ミリオネア等オーバーホールしましたので、試投し今後出品したいと思います。
それと最近SNSをみて思った事があるんですが、
チューニングすると耐久性やオーバーホールの頻度があがる等書いてありましたが、それは少し違うと思います。
ベアリングをオイルに変更、グリスの塗布量を適正量にする。
内部を弄る。
これをする事によりノーマルよりも回転は軽くはなりますが、そこまで耐久性が落ちるとは私は思いません。
新品購入時のグリスの量を見ればわかると思いますが、メーカー出荷時はかなり多く塗布されています。
多く塗布する事により、はみ出たグリスがメインシャフト、ベアリングに入り込んで回転が重くなり巻心地が悪くなります。
使用頻度や使い方、扱い方によっても変わりますが、私や知人のリールはたまに簡単なメンテするだけで3年ほど使っています。
ほぼ毎週のように、釣りに出掛けているメンターの方のリールもチューンしていますが、
3年ほど使用してノイズが出てきたから、オーバーホールして欲しいと依頼がある程度です。
トーナメンターさんなら一年に一回シッカリメンテした方がいいんですが、
巻心地が悪くならないからメンテに出さなくていいと仰っていました。
ですから、ちゃんとチューニングしてあって雨の日はなるべく使用を控えれば、
そこまで定期的にオーバーホールしなくても問題ありせん。
数年前?何年前にチューンしたか忘れましたが、これは私の05イグジストです!
内部を見てもらえはわかると思いますが、ほとんど汚れていませんよね?
それにグリスなんてほとんどついてないと思います。
この程度のグリスの量でも、エリアトラウトで使うならリールとしてシッカリ機能していますし、
もちろん巻き心地も悪くありません!
この程度グリスをつければ全く問題ありません。
わかりやすいように色付きのグリスを使用して、これでも量も多めにつけてあります。
※↑オーバーホール後内部↑ ※↑ギヤにグリスを付けた状態↑※多く付けてあります※
全て洗浄して確認したら、ベアリングにノイズが出ていたのでそれが巻心地の悪い原因でした。
ベアリング2つ交換して巻心地は改善されています。
話はそれましたが、チューニングする事によりノーマルよりも性能を上げる事をしていますので、
巻き感度、リール感度は、ノーマルとは比べ物にならないくらい感度は上がっています。
チューニングリールを、使用者様がシッカリ理解していれば簡単なメンテナンス、
雨の日にはなるべく使用を控える等してあげれば長くいい状態がたもてると思います。
今回最新のリールをチューンして使用してみて思った事は、ドラグ性能がかなり上がったなと思いました。
(ドラグは弄っていません。)
巻き心地ですが、しっとりなめらかで軽く、ルアーの抵抗をシッカリ感じられるようになりましたが、
一つだけ問題箇所があります。
ラインローラーの構造が22イグジストから変わりました。
このラインローラーがなかなかの曲者で、マグシールド外してベアリング交換してシム調整して組めば、
クルクル回転する事はなく、色々調整、組方によって回転がかなり変わります。
数台弄ったうちの一台は何も考えないでラインローラーを組んでもクルクル回転していましたが、
他のリールは色々煮詰めないと全然回転しませんでした。
5gの負荷でも回転しなかったので、エリアトラウトのように0.4gくらいのルアーを使う釣りでは、
ライントラブルが頻繁に起きると思います。
リール内部を弄るのは難しくありせんが、ラインローラーは経験値がないとなかなか難しいと思いました。
私が弄ったラインローラーは、0.3g以下の負荷でも回転するように調整してあるので、
テストで持って行った時も快適に使用できました。
ダイワ、シマノ社の3000番位までのリールでしたら、ある程度の事はわかると思いますので、何かありましたらご相談ください。
今後、会社の事業として釣り関連の事に力を入れていきますので、楽しみにしてください!